虫
12 品目で報告
ハダニ類
別の呼び方: ハダニ、カンザワハダニ
0.5mm ほどの、虫というよりクモに近い生きものです。葉の裏について汁を吸います。
ナス・トマト・ピーマン・メロン・スイカ・ラッカセイ・バジル・シソ・パセリ・ゴーヤ・イチゴ・ジネンジョと、夏に葉を広げるものに来る。
小さすぎて見えないので、たいていは葉の変化で気づきます。
増えるきっかけははっきりしています。乾燥です。梅雨が明けて雨が降らない日が続くと一気に増えます。
逆に言えば、乾かさないことがそのまま対策になります。
見分け方
- 葉の表に、白〜黄色の細かい点が散る。かすり状に色が抜けていく
- 進むと葉全体が白っぽく、さらに褐色になって早く落ちる
- 葉の裏を日にかざすと、小さな点が動いている。色は赤から黄緑まで幅があるので、動いているかどうかで見る
- ひどくなると葉のあいだにクモの糸のようなものが張る
出やすい条件
- 梅雨明けから秋口まで。 真夏から初秋が本番
- 雨が当たらない場所。軒下、ベランダ、ハウス、雨よけの中
- 水やりが足りず、株が乾いているとき
- ほこりっぽい場所
出さないために
- 敷きわらで土の乾きをゆるめる。 梅雨明け前に敷きわらか干し草を敷く
- 夏は水を切らさない。 乾燥が続く時期ほど、間隔をあけない
- 葉の裏に水をかける。 水やりのときに下から当てる。これだけで数が落ちる
- 乾いたら畝のあいだに水を流す。 夕方にやって、翌朝には残らないくらいが目安。夜まで濡れていると別の病気を呼ぶ
- まわりの雑草を刈る。 乾いた雑草で増えてから畑に入ってくる
- 風を通す。 込んだ葉を整理する
- ベランダや軒下など雨の当たらない場所では、葉裏への水かけをとくにこまめに
出てしまったら
- 葉裏に強めの水をかけて洗い流す。 数日おきに続ける。初期ならこれで足りる
- ひどくやられた葉は取って持ち出す
- 乾燥が原因なので、水やりの間隔を見直す。ここを直さないと戻る
- 広がりきった株は、無理に回復を待たず早めに切り上げる
まちがえやすいもの
- アブラムシ — もっと大きく、かたまっていて、葉がベタつく。ハダニはベタつかない
- うどんこ病 — 白いが、粉をまぶしたような面になる。ハダニは点が散る
- アザミウマ(スリップス) — 同じように葉がかすれる。こちらは銀白色にてかり、黒い点(フン)が散る。ハダニは葉裏に動く点と、ひどいとクモの糸
- 肥料切れ — 下葉から均一に色が抜ける。ハダニは点から始まる
- 葉裏を見れば分かる。小さな点が動いていたらハダニ
よくある質問
虫が見えないのに、葉だけ白くかすれます。
ハダニの可能性が高いです。0.5mm ほどしかないので、ふつうに見ても分かりません。葉の裏を日にかざして、小さな点が動いていないか見てください。動いていればハダニです。色は赤から黄緑まで幅があるので、色では決められません。
葉水をかけると病気になりませんか?
朝から日中にかけてやれば問題ありません。昼のうちに乾くからです。避けたいのは、夕方以降に濡らしたまま夜を越すこと。それはべと病や灰色かび病を呼びます。
薬を使わずに本当に減りますか?
初期なら減ります。乾燥が原因なので、水やりの間隔を詰めて、葉の裏に水をかける。これを数日おきに続ければ数は落ちます。逆に、水やりの仕方を変えないままだと何度でも戻ります。
ベランダのプランターでも出ますか?
出ます。むしろ出やすいほうです。雨が当たらず乾きやすいうえ、風も通りにくい。軒下やベランダで育てているものほど、葉の裏への水かけをこまめにしてください。