虫 9 品目で報告

アオムシ(モンシロチョウ)

モンシロチョウの幼虫です。キャベツ・ブロッコリー・ハクサイ・コマツナ・チンゲンサイ・カブ・ミズナ・ダイコン・ラディッシュと、アブラナ科に来ます。
畑でいちばん目につく虫で、白いチョウが畑を舞っていたら、もう産みに来ていると考えてよい相手です。

大きくなるので見つけやすく、捕れば減ります。そのぶん、ほかの虫より手に負えやすい相手です。
ただし食べる量が多く、放っておくと太い葉脈だけ残して食い尽くされます。

写真: Wikimedia Commons/Sam Fraser-Smith from Brisbane, Australia/CC BY 2.0
写真: Wikimedia Commons/Sam Fraser-Smith from Brisbane, Australia/CC BY 2.0

見分け方

  • 葉に不規則で大きな穴。進むと太い葉脈だけが残る。ミズナのように葉柄の細いものは、葉柄だけ残して食い尽くされることもある
  • 葉の裏に、黄色くて細長い卵が 1 個ずつ立って産みつけられている
  • 緑色でビロードのような毛に覆われた幼虫。葉の色に紛れるが、大きいので探せば見つかる
  • 黒っぽい粒のフンが葉に落ちている

出やすい条件

  • 生育期間を通して。とくに夏にまいたものは、夜の気温が高いぶん多い
  • 育苗中から来る。ポットの段階で産まれていることがある
  • 春と秋にチョウの数が増える

出さないために

  1. 種まき・植えつけの直後に、目合い 0.6mm のネットをかける。 苗を育てているあいだも覆う。モンシロチョウだけなら粗い目で足りるが、同じ畝に来るコナガやアブラムシもまとめて止めるため細かいほうを使う
  2. トンネルにして、裾を 10cm ほどはみ出させて土をかぶせる。 葉に触れているとその上から産卵される
  3. 週に 1〜2 回、葉の裏を見る。 卵のうちに取れば食害はゼロで済む
  4. 株間は広めにとる。 細かいネットは風も止めるので、込んだまま張るとべと病を呼ぶ
  5. 畑のまわりのアブラナ科雑草を刈る

出てしまったら

  • 見つけて取る。これがいちばん確実で、株数の少ない家庭菜園では十分に間に合う
  • フンが落ちている葉の裏を探す。虫そのものより先にフンが見つかる
  • ブロッコリーやキャベツなら、外葉が少し食われても中身は使える。全部取ろうとしなくてよい
  • コマツナのように葉そのものを食べる野菜では、予防の比重が上がる

まちがえやすいもの

  • コナガ — かすれるような食べ方。穴にならない。虫も小さい
  • ヨトウムシ — 昼は株元の土の中にいて、夜に出てくる。葉の裏を探しても見つからないときはこちら
  • キスジノミハムシ — 1mm 以下の小さい穴が点々と散る

出やすい野菜

このサイトで扱っている品目のうち、アオムシ(モンシロチョウ)の報告があるものです。全部で毎年出るわけではありません。

よくある質問

卵はどこを探せばいいですか?

葉の裏です。黄色くて細長い卵が 1 個ずつ立って産みつけられています。週に 1〜2 回、葉を裏返して見るだけで、食害はほとんどゼロにできます。フンが落ちている葉の裏が当たりです。

外葉が食べられましたが、収穫できますか?

キャベツやブロッコリーなら問題ありません。外葉が多少食われても、中身は無事です。全部取ろうとしなくて構いません。ただしコマツナやミズナのように葉そのものを食べる野菜では、その逃げ道がないので予防の比重が上がります。

捕まえるのが苦手です。何かいい方法はありますか?

割りばしかピンセットで葉ごとつまんで、バケツの水に落とすのが楽です。手で触らずに済みます。何より、卵のうちに取ってしまうのがいちばん気が重くありません。

白いチョウが飛んでいるだけで、まだ虫は見ていません。

そのタイミングが分かれ目です。チョウが舞っているなら、もう産みに来ていると考えてください。この段階でネットをかければ間に合います。