虫
6 品目で報告
ウリハムシ
ウリ科だけを狙う、体長 7mm ほどのオレンジ色の甲虫です。
キュウリ・カボチャ・スイカ・メロン・ズッキーニ・ゴーヤに来ます。
食べ方に癖があり、葉の上をくるりと回って円を描くようにかじります。この丸い食い痕を見たら、まず間違いありません。
成虫が葉を食べるより、じつは幼虫が根を食べるほうが痛い。ひどいと株ごと枯れます。
成虫にやられていちばんこたえるのは、本葉が数枚しかない苗のうちです。大きくなった株は多少食われても育つので、守るべき時期がはっきりしている相手でもあります。
見分け方
- 葉に、円を描くような丸い食い痕。進むと網目状・ボロボロに
- オレンジ色の甲虫が葉にとまっている。近づくと飛ぶ
- スイカでは実の表面も浅くかじられる
- 原因の見えないしおれや枯れがあれば、根を食われている可能性
出やすい条件
- 成虫の姿で冬を越し、春から秋まで活動する
- 山はふたつ。初夏(冬を越した成虫)と晩夏から初秋(その年に生まれた成虫)
- 春の終わりから梅雨のころにかけて、ウリ科の株元に産卵する
- 気温が上がると動きが速くなる。朝のうちは鈍い
出さないために
- 苗のうちだけでも覆う。 ホットキャップ(苗にかぶせる透明なカバー)、あんどん(肥料袋などで苗のまわりを囲うもの)、寒冷紗、防虫ネットのどれでもよい。葉が広がってつるが伸び出すまでが山場
- 銀色のマルチを張る。 光の乱反射を嫌って降りにくくなる。ただし効くのは株が小さいうち。葉が茂ってマルチが隠れると効かなくなる
- 株元に産ませない。 マルチと敷きわらで、株元の土をむき出しにしない。産卵は春の終わりから梅雨のころまで続くので、初夏に気を抜かない
- ネギ類を近くに植える手もある。頼りにはしないが、損もない
出てしまったら
- 気温の低い早朝に捕る。 動きが鈍くて捕まえやすい。日が高くなると飛んで逃げる
- ペットボトルを切ったものを下に当てて落とすと取りやすい
- 黄色い粘着トラップを立てる
- 防鳥テープを、生長点と株の中間あたりに 1 本ずつ張る。安く済んで、家庭菜園向き
- 株が育ってしまえば、葉の食害はある程度許してよい。急にしおれたときだけ根を疑う
まちがえやすいもの
- クロウリハムシ — 同じ食べ方をする黒い種類。取る手は同じ
- ウリノメイガ — 葉を綴り合わせて中から食べる。食い痕が丸くならない
- ハモグリバエ — 葉の中に白い線。食い痕が面ではなく線になる
- 丸い食い痕が決め手。不規則な穴ならイモムシ類を疑う
よくある質問
苗を植えたばかりで、すでに葉を食べられています。
この虫がいちばんこたえるのが、まさにその時期です。急いで覆ってください。ホットキャップでも、肥料袋で囲ったあんどんでも構いません。株が畝を覆うくらいまで育てば、多少食われても育ちます。
捕まえようとすると飛んで逃げます。
気温が上がると動きが速くなります。朝のうち、まだ涼しい時間に行くと鈍くて捕まえやすいです。切ったペットボトルを下に当てて、落として受けると取りやすくなります。
急に株がしおれて枯れました。葉はそれほど食べられていません。
根を幼虫に食われている可能性があります。この虫は春に株元へ産卵し、孵った幼虫が根を食べます。抜いて根を見てください。防ぐには、株元をマルチや敷きわらでふさいで産ませないことです。
シルバーマルチを張ったのに来ました。
効くのは株が小さいうちだけです。葉が茂ってマルチが隠れると、光の乱反射が届かなくなって効かなくなります。茂ってからは、早朝の見回りと捕殺に切り替えてください。