病気
4 品目で報告
白さび病
アブラナ科の葉の裏に、白く盛り上がった斑点が出る病気。コマツナ・ミズナ・チンゲンサイ・カブに出ます。
名前に「さび病」とありますが、オレンジ色のさび病とは別の相手です。こちらは白。
葉物は葉そのものを食べるので、見た目がそのまま響きます。小さな斑点でも、出てしまうと食べる気が失せるのが実際のところです。
出る条件はべと病とほぼ同じで、涼しくて湿っているとき。同じ畝に両方出ることも珍しくありません。だから対策も同じで、乾かす側に手を入れます。
見分け方
- 葉の裏に、白くて少し盛り上がった斑点。水ぶくれのような手ざわり
- 進むと破れて白い粉が出る
- その真裏(葉の表)は、輪郭のぼやけた黄色いしみになる
- 葉の表から見ると、ただ黄色いしみに見えるので、必ず裏を見る
出やすい条件
- 春先と秋口。低温で多湿のとき
- 雨の多い年、曇りが続く年
- 密植して風が通らないとき
- 水のやりすぎ、排水の悪い畑
- トンネルやハウスで、締めきって湿気がこもっているとき
出さないために
- 間引いて風を通す。 葉物はここが最大の分かれ目です
- 畝を立てて排水をとる。 水が引かない場所では作らない
- 雨を当てない。 雨よけやトンネルがあると、出方がかなり変わります
- トンネルは日中に換気する。 締めきったままだと、かえって出ます
- 栽培の後半は土をやや乾き気味に保つ
- 連作を避ける
- 種袋に「白さび病に強い」と書かれた品種があれば、それを選ぶ
出てしまったら
- 出た葉・出た株は、見つけ次第抜いて畑の外へ。残すと粉が飛びます
- 残りは間引いて風を通し、収穫を早めてください
- 広がってから農薬を使わずに止める手はありません。次の作で条件を変えます
- 葉物は生育期間が短いので、「早めに収穫してしまう」が有効な選択肢です
まちがえやすいもの
- べと病 — 葉の裏に出るのは同じですが、こちらは粉っぽい灰色のカビで、盛り上がりません。白さび病は白くて膨らみます
- さび病 — オレンジ色。アブラナ科には出ません
- ハダニ — 葉の表が点々とかすれます。葉の裏に白い膨らみはできません
よくある質問
葉の表に黄色いしみが出ました。べと病ですか?
葉の裏を見てください。白くて少し盛り上がった、水ぶくれのような斑点があれば白さび病です。灰色の粉っぽいカビならべと病です。どちらも同じ畝に出ることがあります。
対策はべと病と変えるべきですか?
同じで構いません。どちらも涼しくて湿っているときに出るので、間引いて風を通す、畝を立てて排水をとる、雨を当てない。この 3 つで両方に効きます。
食べても大丈夫ですか?
斑点のある葉を避ければ問題ありませんが、広がった株はあまりおいしくありません。葉物は生育期間が短いので、広がる前に早めに収穫してしまうのが現実的です。
毎年同じ場所で出ます。
連作を避けてください。あわせて、水のやりすぎと密植を見直します。栽培の後半は土をやや乾き気味に保つと出方が変わります。