病気 4 品目で報告

白さび病

アブラナ科の葉の裏に、白く盛り上がった斑点が出る病気。コマツナ・ミズナ・チンゲンサイ・カブに出ます。

名前に「さび病」とありますが、オレンジ色のさび病とは別の相手です。こちらは白。
葉物は葉そのものを食べるので、見た目がそのまま響きます。小さな斑点でも、出てしまうと食べる気が失せるのが実際のところです。

出る条件はべと病とほぼ同じで、涼しくて湿っているとき。同じ畝に両方出ることも珍しくありません。だから対策も同じで、乾かす側に手を入れます。

写真: Wikimedia Commons/Jochen Kreiselmaier, Pflanzenschutzberater am Dienstleistungszentrum Ländlicher Raum, DLR-Rheinpfalz in Neustadt/Wstr./CC BY-SA 4.0
写真: Wikimedia Commons/Jochen Kreiselmaier, Pflanzenschutzberater am Dienstleistungszentrum Ländlicher Raum, DLR-Rheinpfalz in Neustadt/Wstr./CC BY-SA 4.0

見分け方

  • 葉の裏に、白くて少し盛り上がった斑点。水ぶくれのような手ざわり
  • 進むと破れて白い粉が出る
  • その真裏(葉の表)は、輪郭のぼやけた黄色いしみになる
  • 葉の表から見ると、ただ黄色いしみに見えるので、必ず裏を見る

出やすい条件

  • 春先と秋口。低温で多湿のとき
  • 雨の多い年、曇りが続く年
  • 密植して風が通らないとき
  • 水のやりすぎ、排水の悪い畑
  • トンネルやハウスで、締めきって湿気がこもっているとき

出さないために

  1. 間引いて風を通す。 葉物はここが最大の分かれ目です
  2. 畝を立てて排水をとる。 水が引かない場所では作らない
  3. 雨を当てない。 雨よけやトンネルがあると、出方がかなり変わります
  4. トンネルは日中に換気する。 締めきったままだと、かえって出ます
  5. 栽培の後半は土をやや乾き気味に保つ
  6. 連作を避ける
  7. 種袋に「白さび病に強い」と書かれた品種があれば、それを選ぶ

出てしまったら

  • 出た葉・出た株は、見つけ次第抜いて畑の外へ。残すと粉が飛びます
  • 残りは間引いて風を通し、収穫を早めてください
  • 広がってから農薬を使わずに止める手はありません。次の作で条件を変えます
  • 葉物は生育期間が短いので、「早めに収穫してしまう」が有効な選択肢です

まちがえやすいもの

  • べと病 — 葉の裏に出るのは同じですが、こちらは粉っぽい灰色のカビで、盛り上がりません。白さび病は白くて膨らみます
  • さび病 — オレンジ色。アブラナ科には出ません
  • ハダニ — 葉の表が点々とかすれます。葉の裏に白い膨らみはできません

出やすい野菜

このサイトで扱っている品目のうち、白さび病の報告があるものです。全部で毎年出るわけではありません。

よくある質問

葉の表に黄色いしみが出ました。べと病ですか?

葉の裏を見てください。白くて少し盛り上がった、水ぶくれのような斑点があれば白さび病です。灰色の粉っぽいカビならべと病です。どちらも同じ畝に出ることがあります。

対策はべと病と変えるべきですか?

同じで構いません。どちらも涼しくて湿っているときに出るので、間引いて風を通す、畝を立てて排水をとる、雨を当てない。この 3 つで両方に効きます。

食べても大丈夫ですか?

斑点のある葉を避ければ問題ありませんが、広がった株はあまりおいしくありません。葉物は生育期間が短いので、広がる前に早めに収穫してしまうのが現実的です。

毎年同じ場所で出ます。

連作を避けてください。あわせて、水のやりすぎと密植を見直します。栽培の後半は土をやや乾き気味に保つと出方が変わります。