メイガ類(ウリノメイガ・フキノメイガ)
別の呼び方: ウリノメイガ、フキノメイガ
ガの幼虫です。ゴーヤにはウリノメイガ、オクラにはフキノメイガが来ます。
この仲間には共通の性格があります。隠れて食べることです。葉を巻いてその中にいる、茎の中にもぐる。だから外から虫が見えません。気づく手がかりは虫ではなく、糸とフンと穴になります。
同じメイガの仲間でも、トウモロコシのアワノメイガと、シソ・バジルのベニフキノメイガは手順が細かく違うので、それぞれ別のページにしてあります。ここでまとめているゴーヤとオクラは、巻いた葉を開く、茎の穴を見つけたら縦に裂く、ネットの裾を押さえるという三つの手が同じなので、1 ページで足ります。
見分け方
- 葉が巻いている、何枚かが糸でつづり合わさっている(ゴーヤ)。開くと中に幼虫がいて、フンがたまっています
- 葉が表皮だけ残して食べられ、白っぽく透けて見えます
- 茎に小さな穴があき、まわりに木くずのようなフンが出ている(オクラ)。穴より先の枝がしおれます
- 枝先が急にしおれる、折れる。病気のように見えますが、茎を見ると穴があります
- 幼虫は緑色〜淡褐色。触ると糸を伝ってすばやく逃げます
- 小さな黒いフンが、葉の上や株元に落ちています
出やすい条件
- 暖かい時期を通して。気温が上がってから、収穫が終わるまで
- 株が茂って、中が見えなくなったとき
- 枝が込みあって、葉が重なっているとき
- 窒素を効かせすぎて、やわらかく茂っているとき
出さないために
- 植えつけ・種まきの直後にネットをかけ、裾に土をかけてふさぐ。 親のガに産ませないのが本筋です。ゴーヤのように棚へ上げるものは覆い続けられないので、小さいうちだけでも構いません
- 込みあった枝と葉を整理して、中が見えるようにしておく。 隠れる虫なので、見える畑にしておくことがそのまま予防になります
- 糸・フン・穴を手がかりに、週に 1〜2 回見回る。 虫を探すのではなく、この三つを探してください
- 窒素を効かせすぎない。 やわらかい葉に産みます
出てしまったら
- 巻いた葉は開いて、中の幼虫を取る。 開かずに葉ごと摘んで、畑の外へ出すほうが早いこともあります
- 茎に穴があったら、穴の少し上から縦に裂いて幼虫を取り出す。 裂いたままで構いません。株は持ちます
- しおれた枝は、穴より上を切り落としてください。中に幼虫が残っています
- 切った枝や取った葉を、畑に放置しない。中で育って出てきます
- フンが落ちている真上を探してください。虫より先にフンが見つかります
- 取り残すとすぐ戻ります。数日続けて見てください
まちがえやすいもの
- ハダニ類 — 糸を張る点は似ますが、糸はもっと細かく、葉がかすれて色が抜けます。巻いた葉の中に幼虫はいません
- ウリハムシ(ゴーヤ) — 葉に円を描くようにかじった跡が残ります。隠れません
- うどんこ病 — 葉が白くなりますが、粉です。糸と巻きがありません
- 水切れ・つる割病 — 枝がしおれますが、茎に穴はありません。しおれた枝の茎を見るのが切り分けです
- アワノメイガ(トウモロコシ)・ベニフキノメイガ(シソ・バジル) — 同じメイガの仲間です。品目が違うので、それぞれのページを見てください
よくある質問
ゴーヤの葉が巻いています。
開いてみてください。中に緑色の幼虫がいて、フンがたまっていればウリノメイガです。葉ごと摘んで畑の外へ出すのがいちばん早い。巻いた葉を残しておくと、その中で育って次の葉へ移ります。
オクラの枝が急にしおれました。病気ですか?
しおれた枝の茎を下へたどって、小さな穴と木くずのようなフンを探してください。あればフキノメイガです。穴の少し上から茎を縦に裂いて、幼虫を取り出してください。穴が無く、株ごとしおれているなら別の相手です。
虫が見つかりません。
隠れています。葉の表面を探しても出てきません。糸・フン・穴の三つを探してください。 フンが落ちている真上の葉を開く、しおれた枝の茎を見る。これで見つかります。
ネットをかけたほうがいいですか?
かけられるならかけてください。ただしゴーヤのように棚へ上げるものは、途中から覆い続けられません。小さいうちだけでも効果はあります。覆えなくなったあとは、枝と葉を整理して中が見える状態にしておき、週に 1〜2 回見回るほうへ切り替えてください。