虫 7 品目で報告

ハモグリバエ類

小さなハエの幼虫が、葉の中にもぐって食べ進む虫。葉に白い線が残るので、エカキムシとも呼ばれます。
コマツナ・ミズナ・チンゲンサイ・シュンギク・スナップエンドウ・ソラマメ・レタスに来ます。

見た目のインパクトのわりに、被害そのものは軽いほうです。葉の中の一部を食べているだけで、株が枯れることはめったにありません。線が増えても、葉の残りで光合成はできます。

だから Sofarm はこの虫を、慌てる相手ではないと位置づけます。気になるぶんだけ葉を取ればよく、全部を止めようとして畑を覆い続けるほうが割に合いません。葉物はどのみちほかの虫のためにネットをかけるので、それで一緒に止まります。

写真: Wikimedia Commons/Jowaninpensans/CC BY-SA 4.0
写真: Wikimedia Commons/Jowaninpensans/CC BY-SA 4.0

見分け方

  • 葉に、曲がりくねった白い線。絵を描いたように見えます
  • 線の幅は 0.5〜2mm。先へ行くほど太くなる
  • 線の端をよく見ると、小さな幼虫が入っています
  • エンドウやソラマメでは葉の裏のほうが目立ちます。葉裏から食べ進むため。アブラナ科の葉物では、表に出ることが多い
  • 多いと葉じゅうが線だらけになります。エンドウやソラマメではさやにまで出て、そうなると数が減ります

出やすい条件

  • 春と秋。スナップエンドウでは春に多い
  • 畑のまわりの雑草、とくにキク科の草で増えてから入ってきます
  • 前の作の残りを畑に放置していると、そこから出てきます

出さないために

  1. 葉物は、種まきの直後にネットをかける。 目合い 0.6mm。アブラナ科はほかの虫も来るので、どのみち同じネットです
  2. まわりの雑草を刈る。 とくにキク科
  3. 収穫し終えた株は片づける。 外した葉を畑に置かない
  4. つるもの(エンドウなど)は覆い続けない。 2m 以上に伸びるので、途中からネットは外れます。そこから先は見回りに切り替えます

出てしまったら

  • 線が目につき始めたら、その葉を取る。線の先に幼虫がいるので、葉ごと取れば終わりです
  • 線の先を指で押しつぶす手もあります
  • 取った葉は畑の外へ。土の上でさなぎになります
  • 全部取らなくて構いません。 数本の線で株が傷むことはありません。ただしマメ類でさやまで線だらけになったら、そこは収穫に響くので取ってください
  • 広がりきった葉物は、見た目の問題として早めに収穫してしまうのが現実的です

まちがえやすいもの

  • コナガ — 葉の表皮を残してかすり状に食べます。線ではなく面になります
  • うどんこ病・べと病 — カビなので、こすると質感が違います。ハモグリバエは葉の中なので、表面は平らなまま
  • 白い「線」が曲がりくねっていたら、ほぼこれです

出やすい野菜

このサイトで扱っている品目のうち、ハモグリバエ類の報告があるものです。全部で毎年出るわけではありません。

よくある質問

葉に白い線が描かれています。病気ですか?

虫です。ハモグリバエの幼虫が、葉の中にもぐって食べ進んだ跡です。線の先に小さな幼虫が入っています。葉の表面は平らなままなので、カビの病気とは手ざわりで区別できます。

放っておいても大丈夫ですか?

数本の線なら大丈夫です。葉の一部を食べているだけで、株が枯れることはめったにありません。ただしエンドウやソラマメでさやまで線だらけになったら、そこは収穫に響くので取ってください。

どう取ればいいですか?

線の先に幼虫がいるので、その葉ごと取るのがいちばん早いです。線の先を指で押しつぶす手もあります。取った葉は畑の外へ出してください。そのまま置くと、土の上でさなぎになります。

防虫ネットをかけるべきですか?

葉物なら、どのみちほかの虫のためにネットをかけるので、それで一緒に止まります。この虫のためだけに張る必要はありません。エンドウのように背が高くなるものは覆い続けられないので、見回りに切り替えてください。