虫
7 品目で報告
ハモグリバエ類
小さなハエの幼虫が、葉の中にもぐって食べ進む虫。葉に白い線が残るので、エカキムシとも呼ばれます。
コマツナ・ミズナ・チンゲンサイ・シュンギク・スナップエンドウ・ソラマメ・レタスに来ます。
見た目のインパクトのわりに、被害そのものは軽いほうです。葉の中の一部を食べているだけで、株が枯れることはめったにありません。線が増えても、葉の残りで光合成はできます。
だから Sofarm はこの虫を、慌てる相手ではないと位置づけます。気になるぶんだけ葉を取ればよく、全部を止めようとして畑を覆い続けるほうが割に合いません。葉物はどのみちほかの虫のためにネットをかけるので、それで一緒に止まります。
見分け方
- 葉に、曲がりくねった白い線。絵を描いたように見えます
- 線の幅は 0.5〜2mm。先へ行くほど太くなる
- 線の端をよく見ると、小さな幼虫が入っています
- エンドウやソラマメでは葉の裏のほうが目立ちます。葉裏から食べ進むため。アブラナ科の葉物では、表に出ることが多い
- 多いと葉じゅうが線だらけになります。エンドウやソラマメではさやにまで出て、そうなると数が減ります
出やすい条件
- 春と秋。スナップエンドウでは春に多い
- 畑のまわりの雑草、とくにキク科の草で増えてから入ってきます
- 前の作の残りを畑に放置していると、そこから出てきます
出さないために
- 葉物は、種まきの直後にネットをかける。 目合い 0.6mm。アブラナ科はほかの虫も来るので、どのみち同じネットです
- まわりの雑草を刈る。 とくにキク科
- 収穫し終えた株は片づける。 外した葉を畑に置かない
- つるもの(エンドウなど)は覆い続けない。 2m 以上に伸びるので、途中からネットは外れます。そこから先は見回りに切り替えます
出てしまったら
- 線が目につき始めたら、その葉を取る。線の先に幼虫がいるので、葉ごと取れば終わりです
- 線の先を指で押しつぶす手もあります
- 取った葉は畑の外へ。土の上でさなぎになります
- 全部取らなくて構いません。 数本の線で株が傷むことはありません。ただしマメ類でさやまで線だらけになったら、そこは収穫に響くので取ってください
- 広がりきった葉物は、見た目の問題として早めに収穫してしまうのが現実的です
まちがえやすいもの
- コナガ — 葉の表皮を残してかすり状に食べます。線ではなく面になります
- うどんこ病・べと病 — カビなので、こすると質感が違います。ハモグリバエは葉の中なので、表面は平らなまま
- 白い「線」が曲がりくねっていたら、ほぼこれです
よくある質問
葉に白い線が描かれています。病気ですか?
虫です。ハモグリバエの幼虫が、葉の中にもぐって食べ進んだ跡です。線の先に小さな幼虫が入っています。葉の表面は平らなままなので、カビの病気とは手ざわりで区別できます。
放っておいても大丈夫ですか?
数本の線なら大丈夫です。葉の一部を食べているだけで、株が枯れることはめったにありません。ただしエンドウやソラマメでさやまで線だらけになったら、そこは収穫に響くので取ってください。
どう取ればいいですか?
線の先に幼虫がいるので、その葉ごと取るのがいちばん早いです。線の先を指で押しつぶす手もあります。取った葉は畑の外へ出してください。そのまま置くと、土の上でさなぎになります。
防虫ネットをかけるべきですか?
葉物なら、どのみちほかの虫のためにネットをかけるので、それで一緒に止まります。この虫のためだけに張る必要はありません。エンドウのように背が高くなるものは覆い続けられないので、見回りに切り替えてください。